健康と睡眠
今のところは、毎日むずかし〜話が続いていますが、まずは『睡眠』についての基本のキに触れていきたいと思いますので、今しばらくお付き合い下さいませ。
みなさんの意見は様々だと思いますが、『健康』に必要な要素を3つだけ上げるとしたら何と答えていただけるでしょうか?
・・・・・??
一応、参考までにこんな感じはいかがでしょうか?
1、規則正しい、バランスのとれた食事をする生活
2、自分に合った、適度な運動
3、規則正しい、質のよい睡眠
これは、健康に必要な3つの要素として、1つでも欠ていると健康の維持に支障がでるであろうものです。バランスのとれた食事は、生活の為のエネルギー源であり、適度な運動は、筋肉の衰えをカバーし、質のよい睡眠は、脳の働きを良くして、適切な指令をすることができます。
この3つの要素がうまく組み合わさることにより日々の健康が維持できると考えられています。
ちなみに、『生きる』のに必要な要素を3つだけ上げるとしたならば何と答えていただけるでしょうか?
これもみなさん様々なお答えが帰ってくると思いますが、先日のとある講演会で聞いてみたところやはり色々なお答えがかえってきました。その珍回答の中には、お金、男(女)、大きい家、お酒、愛、など本当に皆さん生きるのに様々に条件が違いますね。
私は、この質問の答えとして約18年間事あるごとに考えていますが、今のところの答えは
1、酸素
2、水
3、睡眠
となりました。
1の酸素は、約3分。2の水は、約3日。睡眠は個人差ありますが、毎日寝たいですよね!
どれもこれも生きている以上は、もういらないとは言えないものです。
参考までに睡眠を取らねい不眠記録は、イギリス人女性の19日間という噂もありますが、一応のギネス記録は、1964年にアメリカ人の少年が挑戦した264時間12分です。約11日間というすごい記録です。その後、42歳のイギリス人男性が266時間という記録で塗り替えましたが、ここからギネスブックは公式記録から不眠に関する記録を消したそうです。
理由は、身体に悪い影響を与えるためだそうです。 当たり前ですよねぇ〜。
参考までですが、記録更新中は色々な幻覚等を体験したそうですが、最終的には寝てしまったそうです。
みなさん、頑張って挑戦しても何もいいことありませんからね!!
明日は、『睡眠が必要な理由』について考えてみましょ!
睡眠指針の基本的な考え方
今日もかなり硬〜〜いお話しですが、こんなことが日本国として定められていたとは!
みなさん、当然ながら知らない方のほうが多いですよね。
実は、睡眠分野における国民の健康づくりのための取り組みとして、平成14年に『健康づくりのための睡眠指針検討会』を厚生労働省健康局として開催し、翌15年3月に『健康づくりのための睡眠指針〜快適な睡眠のための7ヶ条〜』を策定した。
その後10年以上が経過し、睡眠に関する科学的見地が蓄積されていること、また、平成25年度から健康日本21(第二次)を開始したことから、睡眠の重要性について普及啓発を一層推進することが必要となったため、今現在では『健康づくりのための睡眠指針2014 〜睡眠12ヶ条〜』となっている。
詳細は、厚生労働省のホームページをみていただきたいですが、参考までに。
- 良い睡眠で、からだもこころも健康に。
- 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
- 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
- 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
- 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
- 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
- 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
- 勤労世代の疲労生活・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
- 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
- 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
- いつもと違う睡眠には、要注意。
- 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。
明日は、『健康と睡眠』についてです。
スタッフのご紹介
すいみん学校 ふとんの白根の仲間たちです!
日本国民の睡眠に係わる現状と課題
みなさんは、睡眠をしっかりと取れていますか?
世界的に見て、日本人(特に女性)は世界一睡眠時間が少ない(睡眠不足)と言われています。
あなたは、だいたい何時間くらい睡眠時間として確保できていますか?
近年の日本国は、24時間社会の拡大により日本国民の睡眠を取りまく環境は大〜きく変化してきました。通常人間は、朝から太陽の出ている日中は活動して、夜の月が出るのと同時に身体を休め寝るのが本来の生物学的な姿です。睡眠は生活習慣のほんの1部分であるとともに、神経系、免疫系、内分泌系等の機能と深く関わる生活を営む上での自然の摂理であり、健康の保持及び増進にとって欠かせないものなのです。
睡眠不足や睡眠障害などの睡眠の問題は、疲労感をもたらし、情緒を不安定にし、適切な判断力を鈍らせるなど、生活の質に大きく影響します。また、心の病気など一症状としてあらわれることが多い事にも注意が必要とされるとともに、近年では、特に無呼吸を伴う睡眠の問題は高血圧、心蔵病、脳卒中、などの悪化要因として注目されているようです。また、交通事故などの背景にも睡眠の問題が多くある事などから、社会問題としても顕在化してきているところです。
このように、睡眠が不足することを日々蓄積していると、人間本来の機能や運命までも変えていってしまうということかもしれませんね! ぜひご自分(ご家族)の生活スタイルに気をつけて見直してみましょう!
今日も早く寝ましょ!
睡眠についての日本国の指針
今日もすいみんについての難〜いお話になります。
みなさん、知っていましたか!?
日本では睡眠について、厚生労働省が平成12年に『21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)』において、睡眠について具体的な目標を掲げ、対策が進められました。平成13年には、保健指導の充実を図るため、『保険指導マニュアル(睡眠)作成検討会が開催され、報告書がまとめられました。さらに平成15年には健康づくりの為の睡眠指針検討会報告書として策定されています。その後は、毎年『健康づくりのための睡眠指針』が厚生労働省健康局から出されていますので、皆さんも1度見てみるのも良いと思います。参考にしてみてください。
そして今や睡眠は、健康維持の重要な要因を担っていることが明確になり、いかに快適な睡眠をとるということは、病気などの発祥メカニズムと相まって重要な問題として認識されつつあります。効果的で快適な睡眠(寝つきが良い、ぐっすり眠れる、すっきり目覚める)を取る為には、睡眠生理のメカニズム、快適な睡眠環境、さらに心の問題を含めた3つの側面により睡眠について考慮する必要があります。
みなさんは、いかがですか?
寝つき良く、ぐっすり寝て、すっきり目覚めることが出来ていますか?
眠りって大切であり、難しいですね!
明日からは、何回かに渡って『睡眠に係わる現状と課題』や『睡眠指針の基本的な考え方』などについて考えていきたい思います。