ムートンの価格の違いは何ですか? その5
それでは、昨日に引き続きムートンの《価格の違いについて》ですが、ここではポイントだけお伝えさせていただきます。
今回は、ポイント⑥ 最終チェック。
素人でも出来る、見た目によるチェック項目です。
これは、何枚か続けて製品と価格と照らし合わせてみると段々と値段の違いが判ってくると思います!
こんな点に注目してみましょう!
・毛の密度:指を直角に毛に押し当てて、上から下に(手前に引くように)ズラしてみる!
・毛並み:カットして貼り合わせてあるパーツの毛並みがだいたい揃っているか?
・傷み:基本的に全体を見渡せば、傷みはすぐに発見出来るはずです!
・色むら:基本的に全体を見渡せば、色むらはすぐに発見出来るはずです!
・縫製:基本的に全体を見渡せば、縫製不良はすぐに発見出来るはずです!
・臭い:基本的に動物性の繊維ですから匂い(臭い)ます。しかし、鼻を近ずけて臭いのキツイものは避けましょう!
以上、5回にわたりお話しさせて頂きましたが、ムートンの価格帯によっての違いのポイントはご理解していただけましたでしょうか? また、付け加えてのご質問などがありましたら、何でもお寄せください。
ご質問いただいた方にも感謝申し上げます。 〜ありがとうございます〜
ムートンの価格の違いは何ですか? その4
昨日の豆まきは、いかがでしたか!?
私、朝起きて、、、豆が散乱していることを忘れて、、、ベッドから降りた瞬間、、、
《あぁぁ〜〜〜!?》
足裏に、なんだか思わず意味不明の感触。
2〜3秒して、あ〜そ〜か! 思い出しました。(苦笑)
それでは早速、昨日に引き続きムートンの《価格の違いについて》ですが、ここではポイントだけお伝えさせていただきます。
今回は、ポイント⑤
カット方法です。
絵柄模様のあるものもありますが、基本的には原皮をランク別に切り分けて、ランク別に貼り合わせて1枚の製品に仕上げます。
通常、20cm〜25cmほどの正方形にカットしてありますが、最も良い部分に関しては出来るだけ大きくカットして希少価値を高めます。
※大きくカットできるものは、毛の密度、毛並み、傷み具合などの総合バランスが良いものです。=希少性。
現状、大きいものですと 50×70cm程のモノもあります。
ムートンシーツの場合、裏側には裏地が貼って(縫製)ありますので、直見(じかみ)出来ませんが、表面でかまいませんので良〜く見てみるとだいたいのカットの大きさが判ります。
もう1度言いますが、《カットが大きい》ほど、《毛足が長い》ほど、希少性が上がりますから《お値段も》上がります。
決してお安い買い物ではないですから、製造メーカーも《美しい商品に仕上げるために》を心掛けて、熟練したプロ達が製造工程にこだわっています。それは、製品1枚1枚から伝わってくるものが感じ取れます。
また明日に続きます。
ムートンの価格の違いは何ですか? その3
今日は2月3日の節分。豆まきの日ですね。
もう《豆》と《鬼のお面》は用意しましたか?
私は今から用意しますが、毎年のことながら気持ちを込めて、『福はうちぃ〜!』を声高らかに勢い良く豆をまきたいと思っています!
それでは早速、昨日に引き続きムートンの《価格の違いについて》ですが、ここではポイントだけお伝えさせていただきます。
今回は、ポイント③④です。
ポイント③
どこで製造しているのか!?
主に、なめし、染色、縫製、仕上げ、検品などなどの工程です。
中には仕上がった製品を諸外国から輸入し、裏生地や付属品などのパーツを交換して日本製と表示している商品(悪徳業者)も一部見受けられますので、あくまでも信頼できる販売店でご購入されることをお勧めします。
高い技術力や安心できるきめ細かな検査はもちろんですが、なめしの段階での作業はなかなか目視にて発見し難いことであり、特にホルマリンやその他の身体に悪影響を及ぼす有害な薬品などを使用している場合など、使って初めて判ってくることもありますので、適正価格の適正商品をお求めされることをお勧めします。
ポイント④
毛の長さ。
毛足の長さは、通常(日本国産)20mm〜80mmまであります。
毛足が長くなるほど羊毛に含まれる空気量が増大し、保温性が高くなり、風合い(ソフト感)が良くなります。
また毛足の長いものは、長期間使用(古くなった)後に、再度クリーニングする時にカット調整ができ、新品に近い状態で再度、使用が可能になります。
一般的には、25mm〜55mmが多く扱われて(使われて)います。
引き続き、また明日。
ムートンの価格の違いは何ですか? その2
昨日の続き。
ムートンの《価格の違いについて》ですが、ここではポイントだけお伝えさせていただきます。
ポイント①
原皮の原産国によって、ムートンや敷布団、お洋服など適した製品が違ってきます。
原産国は、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス、などが多いです。
その中でもオーストラリアのオーストラリアンメリノ種は、改良を重ねて気候風土、環境と相まってあらゆる羊の中でも最も白く丈夫でしなやかな仕上がりで、まさに《ムートン界のビューティフル&タフ》と呼ばれており、ムートンの世界で最も優れた羊と称されています。
ポイント②
原皮の呼び名は、大きく分けて3つ。
アンショーンラム:一度も毛刈りしていない子羊
ショーンラム:一度毛刈りした子羊
シープ:大人の羊
※一度も毛刈りしていない(アンショーンラム)生後3〜5ヶ月の子羊、特に8月〜10月がスプリングラムと呼ばれており、最も高価で取引されています。
なぜなら、子羊の方が毛立ちが良く、へたり難いからで、大人になるにつれて毛立ちが弱まりへたり易くなるからです。
もう一つの理由は、11月頃からは日差しが強くなり、日焼けによるダメージが大きくなるからなんです。
※ちなみに8月〜10月生まれが、なぜスプリングラムなの!? サマーラムじゃないの!? とツッコミを頂きそうですが、オーストラリアは南半球なので、気候は日本と逆なんです。
また明日に続きます。
ムートンの価格の違いは何ですか?
今日から2月。
2016年になってもう1ヶ月が経ちました。本当に時の経つのが早いですね〜。
今年はオリンピックyear、4年に一度の閏年(うるうどし)。今年も残すところあと335日。(笑)
残り少ないですが、みんなで頑張って参りましょう!
昨日までムートンについてお伝えしてきましたが、早速に読者の方からご質問をお受けしましたので、こちらでシェアさせていただきます。
ご質問内容は色々ありましたが、主に《価格帯について》と《価格の違いについて》でした。
まず《価格帯について》ですが、当然のことながらピンからキリまでありまして、もちろん輸入国先や生産工場(国産・国外産)の違い、原皮の品質やなめし方法、染色や選別、色合わせや型取り、毛の長さ、メーカーの違い、などなどの製品になるまでには様々な組み合わせによって価格帯は大きく違ってきます。
もう少し言うと、販売店によっても新品、旧品、現品、B級品、処分品、などなどによっても実売価格が大きく違ってきますので、幾つかの販売店を見比べてみると良いと思います。
次に《価格の違いについて》ですが、また明日お話します。
ここでは、ポイントについてお伝えさせていただきます。
原産国は、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス、などが多いです。
その中でもオーストラリアのオーストラリアンメリノ種は、改良を重ねて気候風土、環境と相まってあらゆる羊の中でも最も白く丈夫でしなやかな仕上がりです。まさに《ムートンのビューティフル&タフ》でが、