山梨 すいみん学校 ふとんの白根

眠りの栄養学

シルバーウィーク2日目、みなさん今日は何をする予定ですか!?

私は、日曜日なので睡眠充電するぞ〜!と思い気や、大型連休(シルバーウィーク)に良くある貸し布団のお届けや回収のお仕事になりましたので、充電睡眠はまた次回にします。

昨日の内容に、睡眠には栄養と水分がとっても必要(重要)であるとお話ししましたので、今日は眠りの栄養学を少しお話ししたいと思います。

そうはいっても私、栄養学はまるで素人なので、一般的に言われていることをご紹介します。

よく言われるのが、就寝2〜3時間前は食事をしない方がいい、せめて胃腸にあまり負担の掛からないもので、身体を温めてくれるものがいいとされています。その代表的なものが、スープです。

このスープはとても万能食で、食事をする前の一品としても良し、食欲のない時でも良し、手軽な栄養・水分補給としても良しです。

基本的には、快眠につながる食材を普段からバランス良く摂ることが大事です。

しかし、残念ながらこれさえ食べていれば、絶対眠れる!という食材はありません。中国4000年の食歴の中に『五味五色』(ごみごしょく)と云う言葉があります。これは読んで字のごとく、5つの味と5つの色を食材に取り入れることで、バランスのいい食事ができるということです。それを考えると、日本食がバランスのいい食事とも言えますよね。

ここ近年、アメリカ・ヨーロッパの方が日本食を好み、逆に日本人が肉料理やジャンクフードを好んでいるそうですが、どこの国の方でも、もともとの郷土料理が身体(内臓)にあった食事なんです。

ですので、普段から意識的にバランスのいい食材を摂ることで、間接的にでもいい眠りに繋げることが出来るのは間違いないと思います。

決して特別な食材ではなく、日常に近所のスーパーですぐに手に入るものをあげてみたいと思います。

  • トリプトファンを多く含む食材。

肉類、赤身の魚などは、脳内で鎮静作用のあるセロトニンを作る。また、メラトニンの分泌が促される。と言われています。

  • 炭水化物を多く含む食材。

お米、パン、パスタなどは、体内でブドウ糖となり、トリプトファンを脳に運ぶのを助けてくれます。

  • メラトニンを多く含む食材。

トウモロコシ、生姜、春菊などは、眠りを誘う(入眠に入りやすい)メラトニンを豊富に含んでいます。

  • ビタミンB12を多く含む食材。

あさり、イワシ、納豆などは、自律神経の乱れを整えるとともに、睡眠のリズムを正常にする働きがあります。

こんな感じで十分ですから、ご自分で専門の参考書を片手に、少しづつでも取り入れたら眠りが変わってくるはずです。

明日は、水分の方面からお伝えします。

 

充電睡眠

みなさん、シルバーウィークってなんですか?

今まで聞いたことのないシルバーウィーク?

どうやら、今日から5連休。長い方は9連休。

何やら、4月末〜5月初旬までの大型連休がゴールデンウィークに対して生まれたシルバーウィーク(大型連休)らしいです。が、敬老の日が含まれているのも偶然なのかたまたまなのか?

でも、このシルバーウィークって、毎年あるものではないらしいですね!?

いいのか?残念なのか?よくわかりませんが、次にあるのは11年後らしいです。

ふとんの白根は、いつも通り日曜日だけ休日させていただきますが、お客様のご要望があれば対応いたします。

そこで、今日のテーマ『充電睡眠』

みなさんは、充電睡眠していますか?

まず、充電睡眠がよくわからない方もいると思いますが、これは、読んで字のごとく睡眠を充電することです。

私はどちらかというと、ロングスリーパータイプで出来れば毎日8時間以上寝たいのが本音です。しかし、みなさんもそうだと思いますが、日本人は世界1睡眠不足している民族だそうで、特に主婦の方は気おつけた方がいいですよ!

私の友人やふとんの白根のお客様の中で、極端に睡眠時間の少ない方がいます。

睡眠時間が3〜4時間以下の方、そんな方々へ特におすすめなのが、今日のテーマ『充電睡眠』です。

動物は、主に眠っている間に身体全体の修復をしています。特に内臓や血管など普段自分の目では確認できない部位は、けっこう傷ついていると思ってもいいと思います。

睡眠が大事なのは理解っている。しかし、現実には睡眠の確保が難しい方は、ぜひ、この充電睡眠をやりましょう!

やり方は簡単です。

◯週間に1回、思いっきり寝まくってください!ただそれだけ。

私は、1ヶ月に1回しか出来ていませんが、12〜13時間寝まくります。

その1回だけでも、脳みそスッキリ、身体はガッチリ、心は満たされ、全体のリセット感をたっぷり味わっています。

※しかし、ちょっとだけ注意

・睡眠には個人差がありますので、自分に合う方法を見つけ出してみてください。

・ただただダラダラゴロゴロと寝るのは逆効果。リズムが乱れるような悪循環にならないように時間設定をしてみましょう!

この時、けっこう大事なのが、栄養補給と水分補給をしてから長時間睡眠をトライしましょう!

眠りたいけど眠れない方、けっこう多いですよね!

原因の一つとしては、栄養不足と水分不足が睡眠不足に直結しています。

眠るのにもけっこうなパワーが必要なんです。車を動かすのに燃料が必要なのと一緒で、日中に身体を動かすのも、夜間に睡眠を充電するのも質のいい燃料が必要です。

睡眠って、本当に奥が深いですね!

シルバーウィークを使って、ぜひ睡眠充電をやってみてください!

真綿と綿わたの素材の違いについて

昨日の続き、真綿(まわた)と綿わた(めんわた)の素材の違いについてお話します。

とは言っても今日は、真綿の素材だけですすめていきます。

 

まず、先日の確認もしながらですが、真綿(シルク)とは何でしょう!

シルクは、蛾(が)の幼虫である蚕(かいこ)が成虫になる過程で口から糸を自分の周りに吐き出し、自分を囲うための繭玉を作ります。(その中で成虫になるまで過ごすんですね〜)

繭玉の役目としては、諸説さまざま言われておりますが、外敵や太陽の紫外線などから身を守る役目をしている。と云うのが一番有力だと言われています。

繭玉の中は、常に湿度と温度を一定に保ち、まさに快適な睡眠環境の中で蚕は過ごしています。

その繭玉を作る生糸が、シルクなのです。

そして、その繭玉を茹でて柔らかくし、20センチほどの角状に引き伸ばしたものを『真綿』といい、その真綿をさらに引き伸ばし幾重にも重ねて出来たものが『真綿ふとん』になるのです。

 

素材の特徴としては、人間の皮膚と同じタンパク質(18種類のアミノ酸)から構成されていて、真珠玉の光沢と似た美しい光沢があり、とても軽くなめらかな肌触りで、人間の肌ととても相性がいいです。

また、動物性の天然素材なので化学繊維のような静電気などは一切発することなく、逆に人間の体内に溜まった静電気を吸着してくれたりもします。

特に、吸湿性、保湿性、放湿性に優れているので、アレルギー体質の方や乾燥肌の方、また傷口の保護などにはとても有効で、まさに最適な素材です。

吸湿性に関しては、綿わたの1、7〜1、9倍(両素材のレベルによっての違いの差)もあり、さらに放湿性も抜群に良いので、夏の蒸し暑い日や寝ながらの大汗かいた時でも常に吸湿・放湿を繰り返し、表面状態は、夏はサラッとして冬はカラッとしていて、一年を通し常に快適を保ってくれます。

そのため肌を清潔に保ち、水虫などバイ菌の症状などにも有効で、水虫症状の方やアトピー、床ずれなど皮膚病などの防止や治療にとても有効です。

水虫の方は、シルク繊維の五本指靴下をオススメします。(改善に関しては、個人差はありますけどチャレンジしてみてください!)

あと、喘息や咳き込む方は胸部(肺臓)にあてていると症状が穏やか(楽に)になり、改善される方もいます。

また耐熱性にも優れていることや有毒ガスなどに対しての簡易マスクにもなる特徴もあるようです。

今日はこのへんで終わりますが、明日も真綿の素材の続きをしましょう!

 

真綿って綿花ぢゃ〜ないの!? Part2

昨日の続き、真綿って綿花のことぢゃ〜ないの!?

と云う、お客様からのご質問でしたが、本当に勘違いしている方は多いんです。

真綿のことは、昨日さらっとお話しましたが、今日は『綿花』についてです。

綿花は、漢字の通り綿の花そのものです。

 

主には、インド、中国、パキスタン、アメリカなどなど基本的には広大な土地のある国で栽培されています。

それでは日本ではどのくらい栽培しているの?

今現在、日本で年間に使用されている綿花の内訳で、日本産の綿花は1%に満たない程度と言われています。

まぁ〜無理ですね! 広大な土地なく、人件費が高過ぎる〜。

ってな訳で、日本産の綿花を100%使って、敷布団と掛布団を1組作ると15〜20万円程度だそうです。それより何より希少価値が高過ぎて2〜3年待ちだと聞いています。

話が反れましたが、綿花とはピュアコットン=純粋な綿の実が開花したものです。

ですので、真綿と同様の言い方でいうと《綿わた》(めんわた)と表現されています。

明日は、真綿と綿わたの素材の違いについてお話ししたいと思います。

真綿って綿花ぢゃ〜ないの!?

昨夜遅く(真夜中)に、お客様からこんなメッセージを頂きましたので、合わせてご紹介しながらご説明します。

昨夜、和風総本家という番組で、東京日本橋の西川が取り上げられ、真綿ふとんを製作するところが放送されました。

私もたまたま同じ番組を観ていたので、お客様の言っていることは良く解りました。

そのメッセージをくれた方から、こんなコメントを頂きました。

〜この番組を観て、自分が大きく勘違いしていたことに気がつきました。

私ずっと前から、『真綿というのは綿花のことだと思っていたんです。』(はずかし〜)というコメントです。

このような勘違いをしている人は案外多いと思いますので、河野さん(私のこと)すいみん学校として、そのこともちゃんと皆さんに説明されるとより良いのではないでしょうか? 〜と云うものでした。

まさに、漢字で書く通り『真綿』と見れば真の綿ですから、100%ピュアコットン=純粋な綿。と思いますよね!

実は私もこの漢字の由来など詳しくは知らないんですが(また調べて後日ご報告します)、真綿=シルク(silk)、絹、まゆ綿、生糸、などなど色々な表現がありますが、シルク、絹、生糸などはお蚕さんが口から吐き出す糸状のものを言います。そして、真綿、まゆ綿など綿が付くものは、絹糸がまとまって綿状になったものをイメージして頂けば良いと思います。

最近は、技術が進化しており、シルクのようなポリエステルなどの石油系の偽物もありますので、お気をつけてください。

見分け方としては、とりあえず3つだけ覚えておいてください。

  • よく見る。
  • ギュッと触る。
  • 燃やしてみる。

このことについて詳しくは、また後日ご説明します。

話を戻して、まとまった絹糸のことを『真綿』ということは解りましたでしょうか!?

明日は、『綿花』についてお話します。