ムートンの価格の違いは何ですか? その2
昨日の続き。
ムートンの《価格の違いについて》ですが、ここではポイントだけお伝えさせていただきます。
ポイント①
原皮の原産国によって、ムートンや敷布団、お洋服など適した製品が違ってきます。
原産国は、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス、などが多いです。
その中でもオーストラリアのオーストラリアンメリノ種は、改良を重ねて気候風土、環境と相まってあらゆる羊の中でも最も白く丈夫でしなやかな仕上がりで、まさに《ムートン界のビューティフル&タフ》と呼ばれており、ムートンの世界で最も優れた羊と称されています。
ポイント②
原皮の呼び名は、大きく分けて3つ。
アンショーンラム:一度も毛刈りしていない子羊
ショーンラム:一度毛刈りした子羊
シープ:大人の羊
※一度も毛刈りしていない(アンショーンラム)生後3〜5ヶ月の子羊、特に8月〜10月がスプリングラムと呼ばれており、最も高価で取引されています。
なぜなら、子羊の方が毛立ちが良く、へたり難いからで、大人になるにつれて毛立ちが弱まりへたり易くなるからです。
もう一つの理由は、11月頃からは日差しが強くなり、日焼けによるダメージが大きくなるからなんです。
※ちなみに8月〜10月生まれが、なぜスプリングラムなの!? サマーラムじゃないの!? とツッコミを頂きそうですが、オーストラリアは南半球なので、気候は日本と逆なんです。
また明日に続きます。