ムートン(羊毛)の優れた特性4
昨日の続き。
7番目の特性は、体圧分散性に優れている!
敷寝具(敷布団)として、とても重要なキーワードが《体圧分散》です。
皆さんの中には、寝る時間が長い方や寝たきりの方もいると思います。
その結果、寝だこ、褥瘡(ジョクソウ)などになってしまう方も少なくないと思います。
この寝だこ・ジョクソウは、自分の体重で皮膚や血管、筋肉などを長時間にわたり押しつぶした結果、皮膚や細胞などを痛めたり、傷つけたり、また同時にムレることによって雑菌を繁殖させたりと、悪い環境を作ってしまった結果起こる症状です。
その寝だこ・ジョクソウの改善には、ムートン敷布団が良い(優れている)と昔から言われています。
天然羊毛繊維は1本1本がコイル状になっていて、《クリンプ》と呼ばれる力強いスプリング機能が備わっています。
ムートンには1㎠あたり4000〜5000本の毛が密生しているため無数の点で支える天然のコイルバネの働きで体圧を分散し、毛細血管の血流維持をサポートしてくれているんです。
優れた通気性と体圧分散性のコラボが成す技で、寝だこ・ジョクソウの改善になるのです!
私も当然、ムートン敷布団を使用しますが、職業柄いろいろな多種にわたり体験するため毎日使うことは出来ませんが、やはり真夏、真冬など極端に季節が違う時に使うと、ムートンがいかに快適寝具なのかが良くわかります。
なので、ふとんの白根の営業車シートには、一年中ムートンの座布団を使っています。
そろそろ15年くらい使っていてペチャンコになっていますが、機能性は全くと言っていいほど衰えた感覚はありません。
使うキッカケになったのは、山梨の真夏はメッチャ暑い。真冬はメッチャ寒い。特に夏の営業車はシートがメチャクチャ暑くなり、モモの裏が汗びっしょりになっています。
まさにその環境改善に一役を担ってくれました。その後は、本当に快適な運転が出来ています。
明日はお手入れ(メンテナンス)の方法をお伝えします。