寝具の役目
昨日の話の内容に、ぐっすり眠るためには季節に合わせた天然素材の快適な寝具を用意しましょう!とお伝えしましたが、今日からは各寝具の役目についてお話しさせていただきます。
睡眠(ぐっすり眠る)行為にとって、1番重要な任務をしているのは《敷布団》です。
では、どのような役目としているのか?
まず敷布団は、寝姿勢(骨格)の維持と寝返りのしやすさが重要です。
私たちが理想としている寝姿勢とは、理想的な立ち姿勢と同様です。
立った状態で頭の重さが首→背骨→骨盤→足の裏全体で伝わる状態(位置)が理想的な立ち姿勢だと表現します。
その理想的な立ち姿勢をそのまま横にした状態が理想的な寝姿勢と表現します。
(寝姿勢の場合、頭の位置は少し前方に傾きます=約15度程度)
その理想的な寝姿勢を維持する為にも、寝返りをし易くする為にも、敷布団の素材は硬過ぎず、柔らか過ぎずが目安です。
ご自分の背中が感じる心地よい硬さを選びましょう!
その次に考えていただきたいのが、カラダから出た汗をしっかりと吸い取り発散し、適度な温もりを長時間保てる蒸れにくいものが最適です。(長くてごめんなさい)
汗は人それぞれによって質も量も違いますし、寝室の環境によっても違いますが、日本人の平均はコップ1杯と言われています。
当然ですが、夏場は汗の量も多く平均コップ3杯程度、冬場はとても少なくコップ半分弱位でしょうか。
以前にもお伝えしましたが、寝床内気候(敷布団と掛布団の間の空間=睡眠時の環境)は温度33度、湿度50%が快適と言われていますので、汗をしっかり吸って、発散し、蒸れにくく、保温力がある素材を選びましょう!
明日は2番目に重要な《まくら》について役目を確認していきましょう!