寝床内の温度・湿度の変化
みなさん、以前にやった『寝床内気候』のことを覚えていますか!?
ここでもう一度、簡単におさらいしておきますが、
『寝床の内側の気候』のことですよね!
これは敷布団と掛け布団で包まれている空間、まさに私たちが寝ている空間の環境のことでしたね。
理想の寝床内気候とは、温度が33〜34度、湿度が50%が最も快適だと言われています。
今日は、寝床内の温度と湿度の変化について聞いてください。
実は、寝床内の湿度は、就寝直後に急激に上昇し、相対湿度にして70〜80%に達します。(様々な環境が違いますので、一般的にあくまでも平均値としてです)その後、寝床内の温度上昇と内部にたまった水蒸気が布団への移動(吸湿・透湿)のため、通常30〜40分後には50%前後まで下がります。
しかし、寝具の吸湿性・通気性の機能が低いと湿度は下がらず、65%を超えたままになると蒸れを感じ、寝苦しくなるのです。
寝床内の温度は、就寝と同時に上昇し、30〜60分後には32〜33度前後で安定してきます。しかし、寝床内が同じ32度であっても、寝具の保温性機能が低ければ寝床内の温度は外に逃げにくいため、寒く感じるのです。
逆に寝室内の温度に対して寝具の保温性機能が高すぎると、寝床内の温度が上がりすぎて、暑さゆえの発汗が活発になり、湿度が上昇して寝苦しく感じるのです。
※この寝具の素材については、改めて解説させていただきます。
ここ20年近く耳にする『地球温暖化』と云う言葉。
簡単に言えば、地球上の温度が上昇するという現象のことですが、それに伴っては、気象現象、地球環境、生態系、その他、様々なことに大きな影響を与えているようです。
皆さんは、地球温暖化についてどんな考えをお持ちですか?と聞きたいところですが、なんとなく今日の話題からズレていきそうなので、締めの方向にいきますが、この仕事について約18年間。眠りのことについて色々と考えて、聞いて、話して、相談して、勉強してきました。
ある時、究極のエコロジーについて考えてみる機会がありました。
今持ってこれ以上の答えは見つかっていませんが、今のところの答えとしては、『早く寝て睡眠時間をたっぷりとること』です!
この話題もいつか掘り下げていきたいと思いますが、明日はもとのテーマに戻って、すいみん環境の『寝室の照明』について考えましょう!