山梨 すいみん学校 ふとんの白根

体内時計の存在

体内時計とは、ズバリ言うわよ!

サーカディアンリズムを生み出すシステムのことを『体内時計』と言います。

体内時計が私たちの身体の中に組み込まれていることは、遠方の海外旅行に行った時などに、まさに実感できます。

普段、私たちは日本国内の時刻に合わせて生活をしていますので、例えば飛行機に乗ってアメリカに行ったとすると、時刻が突然にして半日ずれてしまうわけです。しかし、体内時計は非常に頑固に構成されており、そう簡単に現地の時刻に修正されるわけではありません。旅行先で昼なのに眠くなるのは、まさに体内時計が日本国内での生活リズムを記憶している為に太陽が出ているにも関わらず、今は夜なんだ!と感違いして眠るように指令を出している証拠なのです。

名前の通り体内に埋め込まれている時計なので、普段の生活リズムでインプットされた内容を決まった時間に身体の細部に色々な指示を出しているのです。

例えば、そろそろ起きる時間だから体温を上げていこう。とか、そろそろ寝る時間だから下げよう。とか、そろそろエネルギーを補給しないと動けなくなるから嗅覚を鋭く食事をとることを意識させよう。とか日々本当に色々なサインをだしています。

体内時計は、毎日いい仕事してますねぇ〜! ありがたいですょ。

こんな重要な仕事をしている体内時計の中枢は、脳内の視床下部という場所の近くにある視交叉上核にあり、常にコントロールされているんです。この視交叉上核が24時間体制で活動と休止を繰り返してサーカディアンリズムが正常に生まれているんですね。

だからこそ、今晩も脳や身体をゆっくり休めて明日のいい仕事に備えてあげましょう!

明日は『体内時計の調整』についてお話しさせていただきます。